AI実務到達度インデックス

AIは専門職の仕事を
どこまでやれるか

職種ごとに、同じ物差しで実測して公開する。
推計ではなく実測。うまくいかなかった回も、こちらの間違いも、そのまま載せる。

2026-08 開始実測 5業種公開 2業種

なぜやるか

日本で「AIは専門職をどこまで代替するか」を語るとき、いまだに引かれているのは 2015年の野村総研×オックスフォードの推計である。行政書士93.1%、税理士92.5%、弁理士92.1%。 だがあれは職業属性からの回帰推計であって、誰も一度も実務をやらせて測っていない。 LLM以前の数字が、11年後の今も既定値として流通している。

ここでやるのは1つだけ。成文化された基準を持つ専門職の実務を、実際にAIにやらせて、権威が確定させた正解と突き合わせる。

いま出ている、いちばん重い結果

2業種・5通りの増やし方で再現 資料を増やしても、正答率は上がらない
業種資料の増やし方結果
通関 HS分類81万字 → 440万字(5.4倍)42→42(0件
税務 根拠条文ゼロ → RAG候補30万字72.3 → 74.0
税務 根拠条文RAG → 全文2,400万字(80倍)74.0 → 73.1
税務 根拠条文資料の欠陥を修正(被覆79→83%)73.1 → 72.0

そして両業種とも、同一条件で繰り返すと答えが安定しない。 通関で25%、税務では74%の事案が、毎回ちがう答えになった。 税務では点数のほうは 124本±1 でほぼ不動——毎回ほぼ同じ点数を、毎回ちがう答えで取っている。

「精度が足りない」より先に来る話がある。同じ問いに同じ答えが返らない。 税務・監査・通関のように再現性そのものが要件になる場面では、精度以前の問題になる。

測った業種

公開済み通関 HS分類 貨物の説明から輸入統計品目番号9桁を決める。参照解は税関の事前教示回答。 権威を5.4倍にして正答数が1件も動かなかった
公開済み税務 根拠条文 税務の照会に対し、国税庁が根拠とした条文を当てる。RAGは出典を示すことで 売られているが、その出典が正しいかを誰も測っていない
準備中建築2D図面(DXF) 検査器の有無で到達度が動くことが最初に出た回
準備中積算・土木CAD 条文を渡す価値は、その知識の有名度に反比例する

作法

測り方の詳細 →